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インディケーターの表示種類
サブウィンドウ型 | チャートウィンドウとは別に下に表示されます。基礎数値が価格ではないためで、多くのインディケータがこの形式になります。
例:ストキャスティクス・RSI・MACDなど |
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チャートウィンドウ型 | チャートウィンドウのロウソク足と並んで同時にデータやグラフを表示します。バンドやラインといったものがこの形式になります。 例:ボリンジャーバンド・移動平均など |
シグナル型 | チャートウィンドウ型と同じようにチャートウィンドウ上にグラフではなくサインを表示します。売買のシグナルに当たるものです。 例:フラクタル |
インディケーターの系統
オシレーター系 | オシレーター系は反転シグナルを出すためのインディケーターで、大きな流れが変わったときや、変わりかけの状態でカウンター式でサインが出ます。カウンターサインという場合もあります。正式にはオシレーターというのが一般的です。 |
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トレンドフォロー系 | トレンドフォロー系は一定の流れが生まれた時に、その流れに乗るインディケーターです。安全な代わりに、利益幅が小さく、大きな波が来ないと利益になりにくいのが特徴です。トレンド追随型や押し目などという場合もありますが、トレンドフォローが一般的です。 |
モメンタム系 | モメンタム系はオシレーター系の中でも特に、売られすぎ、買われすぎを計ったものです。一定の偏差内で表示されることが多く、上部からカウンターで売りと下部から買いを入れるのが特徴です。 |
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ボリューム系 | 価格の上下ではなく、変動幅(ボラティリティ)を計測したものです。価格の上下を見ないので、他の指標と組合せで使うことになります。 |
バンド系 | チャート上に複数の線を表示し、その領域をバンドとして、そのバンド内の位置と推移で相場を予測するものです。 |
インディケーターの活用と特徴
インディケーターの活用
- 矛盾するようですが、優秀なインディケーターほどオシレーター系ともトレンドフォロー系ともいえない使い方になるのが現状です。移動平均やストキャスティクスといった、多くのトレーダーに使われている指標は、クロスによるオシレーターサインと、同方向への維持のトレンドフォローとどちらのシグナルを出すことも可能です。 分類にこだわりすぎず、お互いの苦手を打ち消せるような組合せで使う方が効果的な組合せになります。
インディケーターの特徴
- 早くサインが出るものほどダマシサインが多くなる。
- 遅めのサインで安定したものほど利益幅が小さくなる。
- レンジ相場(もみあい相場)で利益を上げるインディケーターは無いと思ったほうがよい。
- トレード回数が増えると、スプレッド分の損がかさみ、結果として損をするケースが多い。また、勝率も5割に落ち着くようになる。
- あくまでも確率論で100%はありえない。 ここまで理解できれば、効果的な組合せが見えてくるとは思います。
インディケーターの理想の組合せ
インディケーターへの目的意識
- ほとんど全てのインディケーターが万能ではありません。故に多くの先人が指標を開発し、多くのトレーダーが日夜試行錯誤しています。今日新しい計算を見つけるのは困難ほど多くのインディケーターが存在します。その無限の組合せの中から様々な試行錯誤で新しいものが誕生すると信じています。
それぞれのインディケーターの意味と役割を明確に決めていけば、1つ1つのインディケーターも十分に役割を果たします。是非、様々な組合せや方法を検討して、良いものをご検討ください。